カモシカは、昭和9年にその学術的価値が認められ、当時の「史蹟名勝天然記念物法」により国天然記念物の指定を受けました。しかし、第2次世界大戦後による社会の混乱と良質な肉と皮を目的とした密猟によって、昭和20年代にその分布域の縮小と生息頭数が減少しました。このため密猟の取り締まりを強化する一方、昭和30年に現行の「文化財保護法」により特別天然記念物に昇格指定され、大切に保護されています。
カモシカを発見したら
カモシカは元来人を襲わない動物ですので、必要以上に接近せずしばらく様子を見守ってください。帰巣本能があるので山に帰っていきます。また、幼いカモシカを発見した場合、周辺に母親カモシカが見守っており人間を威嚇することもあるため近づかないようにしてください。
けがや死亡したカモシカを発見した場合
速やかに郷土資料館までご連絡ください。