1 李平町会センターのスロープについて
改修に際しては、バリアフリーに関するご指摘をいただいたことを受け、町会と相談した結果、令和5年11月に町会の方々が利用しやすいようにスロープ部分を改修しました。その後、改めてご指摘をいただいた、スロープの踊場部分や手すりのクリアランス不足等につきましても、すでに改修を行っております。集会施設建築に係る当市の考えといたしましては、建築基準法の遵守はもちろんのこと、努力規定である「青森県福祉のまちづくり条例」の基準等を踏まえながら対応しております。また、李平町会センターは、ご指摘のありました「建築物移動等円滑化基準」及び「建築物移動等円滑化誘導基準」については非該当の建築物であり、以上のことからも、法律上の問題はないものと認識しております。
市の集会所の考え方
集会所は、地域のコミュニティ活動を維持推進するために市が設置した施設ですが、利用者の多くはその地区の住民に限定されることから、地区によって管理・運営される施設です。また、改築に際しては、町会が管理・運営する施設であるため、町会が必要とする間取りや設備などの要望を取りまとめ、設計業務の中で、設計者、市とともに確認しながら進めています。
これまでの経緯(概要)
令和2年度に改築された李平町会センターは、設計時に、町会から「基礎を高くしてほしい。スロープは台車が通れればよい。」などの要望があり、建築規模、予算が制限される中で調整したものです。JIS規格によると車いすの幅は70㎝以下と定められておりますが、現場を確認したところ、直線部分の通行は可能でした。しかし、スロープの転回部分がやや狭く通行困難と思われたため、改修案を設計し、令和5年度予算で対応できるよう予算要求手続きを進めました。町会の方から改修の要望があったことを町会長に伝え、改修案を相談したところ了解を得たため、町会の方々が利用しやすいように令和5年度予算(5,731千円)で改修することとし、令和5年11月に勾配1/12、幅90㎝とし、併せて手すりなども設置した(実績3,322千円)ものです。この改修後(令和5年12月)に再度、スロープの踊場(転回部分)は150㎝必要との指摘を受け、確認したところ、発注図面では150㎝でしたが、少し短くなっていたため、手直しを行いました。
2 「なぜ手すりが3.5メートル欠損しているのか、なぜ手すりをつかめない箇所があるのか、階段は今後も設置するのか、市のすべての建物を点検しないのか、などを質問しても、個人情報だとして答えない」との件について
「李平町会センター等建築物」に関するご質問については、令和5年12月27日付の文書で質問者様へ回答しております。また、「みなさまからいただいたご意見の公表」については、令和6年3月8日 付の東奥日報紙「明鏡」欄「平川市の広聴制度を問う」にて回答したとおり、個人情報保護の観点から、これまでどおり公表しない方針です。
3 要望書への回答について
要望書は複数回いただいており、回答を求められているものと、求められていないものがあると認識しておりました。その中で「回答を求めます」と明記されていたものについては、予算を確保しなければ回答できない内容であり、予算要求の準備から予算の承認までに時間を要したことから回答が遅れたものですが、令和5年4月20日付で質問者様へ回答しております。
また、その他の要望書については、令和5年6月議会でも市長が答弁したとおり、回答までは求められていないと判断しておりましたが、令和5年4月12日付の東奥日報紙「明鏡」欄「自治体の広報格差に疑問」の投稿を受けて、令和5年5月19日に質問者様へ回答しております。
お問い合わせ先
1について 建設部建築住宅課 0172-55-7437
2、3について 総務部政策推進課 0172-55-5737