ペット(猫)が嫌われる理由の多くは飼い主のマナーによるものです。
飼い主もペット(猫)も地域社会で暮らす以上、ルールやマナーを守りましょう。
猫は室内で飼いましょう
室内飼育のメリット
交通事故にあう危険がない
令和5年度に平川市で回収した小動物の死骸のうち、猫の割合は44%でした。
回収した猫のうち飼い猫の割合は不明ですが、飼い猫を外に出さなければ不幸な交通事故は発生しません。
感染症にかかる危険が少ない
「猫エイズ」や「猫白血病」などの感染症は、ウイルスに接触しなければ感染しません。
室内で飼育すれば、これらの病気に感染している猫との接触を避けることができ、結果として病気に感染することを予防できます。
ご近所トラブルが少なくなる
飼い主さんが気づかない鳴き声や抜け毛、排せつ物やにおいなどを迷惑に感じる人もいます。
動物が苦手な人、アレルギーも持つ人もいます。
室内で飼育することで様々なトラブルを防ぐことができます。
猫にとって快適な室内環境
外を眺める場所
窓から外を見るという刺激が「退屈」を感じにくくします。
くつろげる場所
柔らかな布の上や暖かな場所を好みます。
上下に動き回れる空間
上下運動や動き回れる空間があると、猫は自分でエネルギーを発散することができます。
きれいなトイレ
猫にとって快適なトイレ環境とは
- トイレの数は「猫の頭数+1」
- 大き目のトイレ
- 好みのタイプの砂を使う
- 清潔にする
隠れ場所
猫は臆病な動物です。
驚いたときに逃げ込めるスペースを用意しましょう。
爪とぎ
猫は爪とぎの習性があります。
家具や柱で爪とぎをしないように、専用の爪とぎを用意しましょう。
ケージ
子猫のころから習慣にしておきましょう。
災害時や入院時にも役に立ちます。
安全対策を忘れない
脱走しないように、窓や扉の戸締りを徹底しましょう。
電気コードや観葉植物など、口にすると危険なものを片付けましょう。
室内飼育のデメリット
猫が退屈しやすい
外に出ることができないため、退屈しやすいことは事実です。
しかし、環境を整え、飼い主がコミュニケーションをとることで、猫は室内飼育で十分幸せに暮らせます。
「自由気ままに過ごすのが猫にとって幸せだ」という考えもあります。
しかし、隣の家との距離が非常に近くなり、道路に出れば車がひっきりなしに行き交う状態です。
このような状態で猫を外に出すことは、本当に猫にとって幸せなのでしょうか。
大切な猫を危険にさらさないため、大切な猫が近所の嫌われ者にならないように、猫は室内で飼いましょう。