家族経営協定
家族経営協定とは
家族経営協定とは、農業に携わる家族全員で十分に話し合い、経営方針や役割分担、家族全員が働きやすい就業環境などについて取り決めるものです。
家族経営協定の目的
経営主、配偶者、後継者等の家族全員が意欲と能力を存分に発揮し、ひとりひとりが主体的に経営に参画できるような環境をつくることを目的としています。
- 家計と経営の分離、役割や経営方針の明確化等による経営の近代化
- 農業後継者の地位の安定など経営の永続性の確保
- その他
締結によるメリット
農業の経営主と家族経営協定を締結している配偶者や後継者には、次のような政策支援があります。
(1)認定農業者の共同申請 家族経営協定を結び、経営主以外の家族が共同経営者となっていれば、複数の者による農業経営改善計画認定の共同申請が認められており、夫婦や親子で認定農業者になることができます。 |
(2)農業者年金保険料の国庫補助 農業者年金は、積み立てた保険料とその運用益により将来受け取る年金額が決まる積立方式で、終身にわたり支給される年金です。 青色申告等の一定の要件を満たす認定農業者・認定就農者だけでなく、農業経営に参画している配偶者や後継者も、それらの者と家族経営協定を締結していれば、保険料の国庫補助を一定の割合で受けることができます。 (農業者年金ページ) |
締結までの流れ
- 家族間での話し合い、現状の分析や対応策の検討
- 家族経営協定書の作成
- 指導機関の立ち会いによる調印式
家族経営協定締結状況
令和3年3月31日現在 | 46件 |