課題となっていた内容
令和4年10月に市役所新本庁舎が開庁したことに伴い、尾上分庁舎にあった部署の多くが新本庁舎へ移動しました。
尾上分庁舎には尾上総合支所の窓口と生涯学習センターの機能が残りますが、その他の事務室や会議室などの空いたスペースをどのように利活用するかが課題となっていました。
また、新本庁舎建設にあたり、平成26年度に「支所のあり方検討委員会」を設置し、尾上分庁舎のあり方について検討したところ、「各部署の移転後の空きスペースを活用し、人が集うような施設を目指してほしい。3階までにぎわいを生むような施設としてほしい。」という意見が挙げられました。
これまでの実施内容
市では、新本庁舎開庁後の尾上分庁舎の利活用について検討を開始し、令和元年度より市役所若手職員を中心とした庁内検討会議を組織しました。
また、市民の意見を広く取り入れるため、弘前大学との共同研究事業として検討を進めることとしました。
県内外の先進事例等について、視察の実施や講師を招いて検討し、令和3年度には「基本ポリシー」と「3つのコンセプト」案を策定しました。
令和4年度は、市民参画によるワークショップなどを開催し、市民有識者を交えた検討会議により、これまでのコンセプト案を再考し、新たな利活用コンセプトを策定しました。
令和5年度は、プロポーザルにより設計業者を選定し、市民の皆様や専門家の意見を伺いながら設計を進め、改修内容の基本設計が完成しました。
その後も実施設計を進め、令和6年9月に実施設計が完了し、11月より改修工事を開始しています。
令和7年度中の完成に向けて、市内外の皆様に親しまれ、にぎわいを生む施設となるよう事業を進めています。
改修工事に伴うお知らせ
※工事の進捗状況により、期間が変更となる場合がございます。
敷地内の通行(令和6年11月から令和7年12月まで(予定))
以下の図のとおり敷地内が対面通行となります。
道幅が狭くなるところもありますので、通行する際はご注意ください。
休館(令和6年4月から令和8年3月まで(予定))
尾上図書館と生涯学習センターは休館し、図書の貸出しなどの窓口サービスをすべて停止します。
なお、平賀図書館は通常どおり開館し、おはなし会などの事業は、平賀図書館と合同で行います。
移転(令和6年7月から令和8年3月まで(予定))
尾上総合支所の窓口は、尾上地域福祉センター[尾上分庁舎隣]に設置します。
尾上つぼにわレター第4号を発行しました!(令和6年10月15日発行)
尾上分庁舎の改修内容をお知らせするため、広報紙「尾上つぼにわレター」第4号を発行しました。
各階の平面図と併せて各スペースの活用方法やイメージスケッチを掲載しています。
実施設計が完成しました
令和5年9月より進めてきた尾上分庁舎の改修設計について、令和5年12月に取りまとめた基本設計に基づき、より具体的な機能や設備等の設計を行った実施設計が完成したのでお知らせします。
平川市尾上分庁舎改修 実施設計
尾上つぼにわレター第3号を発行しました!(令和6年4月15日発行)
令和5年度までの活動をお知らせするため、広報紙「尾上つぼにわレター」第3号を発行しました。
第3号では、令和5年12月に完成した基本設計の内容について掲載しています。
基本設計が完成しました
この度、これまでの検討経緯や市民の意見を反映させた基本設計がまとまりましたのでお知らせします。
平川市尾上分庁舎改修 基本設計
1階図書館エリアイメージパース
基本設計案について説明会を開催しました
令和5年11月13日、改修内容に係る基本設計案についてご説明するため住民説明会を開催し、市内外から23名の方に参加いただきました。
設計案の説明後に実施した質疑応答では、参加者から「施設の安全対策」や「親子連れ向けのスペース」などについて、さまざまな意見が出されました。
当日の様子
おのえワクワク会議を開催しています
市民の意見を設計案に反映させるため、石川設計・蟻塚・ゲンジ設計共同企業体(改修工事設計業務受注者)がプロポーザルにおいて提案し、これまでに3回(令和5年9月、10月、11月に各1回)会議を開催しています。
会議の概要
- 尾上分庁舎改修工事設計業務にあたり、令和4年度までに開催された尾上分庁舎利活用検討会議で策定された基本ポリシー及びコンセプトを継承し、より実効的なアイディアを形成していくために設置された会議。
- 平川市内の市民団体、イベンター、飲食店事業者、有識者等で構成。
- 石川設計・蟻塚・ゲンジ設計共同企業体(改修工事設計業務受注者)が主催。
活動内容
- 施設のあり方について図書館、子育て、地域内起業、広報、市民活動など多方面から検討しハード整備のためのベースとなるアイデアづくりを行う。
- 市民のニーズ把握や機運醸成、新たなプレイヤーを探しのため市民ワークショップ及びプレイベントを開催する。
- 定期的な会議開催と、必要に応じて分科会形式とするなど柔軟に議論をまとめる形をとる。
会議の様子
改修工事設計業者選定(公募型)プロポーザルを実施しました
当市が目指す新たな尾上分庁舎を具現化するため、尾上分庁舎の改修工事を実施するにあたり、設計業務を行う事業者について公募型プロポーザルを実施し、最優秀提案者を選定しました。
なお、平川市尾上分庁舎改修工事設計業務については、プロポーザルの最優秀提案者と令和5年8月31日付けで契約を締結しました。
最優秀提案者
石川設計・蟻塚・ゲンジ設計共同企業体
- 代表者 株式会社 石川設計
- 構成員 株式会社 石川設計、株式会社 蟻塚学建築設計事務所、ゲンジアーキ
プロポーザルの詳細については以下のページをご覧ください。
尾上つぼにわレター第2号を発行しました!(令和5年4月14日発行)
令和4年度までの活動をお知らせするため、広報紙「尾上つぼにわレター」第2号を発行しました。
第2号では、市民の皆様に参加いただいたワークショップで出た意見の紹介や、これまでのコンセプト案をもとに策定した新たな利活用コンセプトなどについてお知らせしています。
利活用コンセプト
新しい尾上分庁舎は、子どもたちをはじめ、全ての世代が気軽に利用でき、そこに関わる人々によって創り育ててゆく場所となることを目指しています。
これまでのコンセプト案をもとに、ワークショップなどで出された意見を踏まえ、以下の利活用コンセプトを策定しました。
基本ポリシー
子ども、若者、子育て世代、働く世代、シニア世代など全ての世代が気軽に利用し、共存できる場所を創り育てる
コンセプト1 くらしに寄り添う、新しい図書館のカタチ
新しい「憩い・遊び・学び」の場所として、市民の暮らしを充実させる
・読書、勉強、体験、遊び、おしゃべり、休息など、誰もが思い思いに自由に過ごせる
・親子でも、一人でも、友達同士でも、気軽に立ち寄りそれぞれが居心地よく滞在できる
コンセプト2 ひと・もの・ことが交差する、ワクワクの時間
様々なイベントやプログラムを通じて、来訪者に喜びや愉しみの機会を提供する
・食、遊び、学びに関するイベントやプログラムによって、人と地域が元気になる
・利用者から運営者まで、市内外のさまざまな人たちが垣根を越えて関わり合う
・自由度の高い、屋内外の空間や設備が楽しみ方の可能性を広げる
コンセプト3 未来につなげる、チャレンジの場
行政・市民・民間事業者が協働し、未来の担い手と持続可能な場所を育てる
・民間事業者による新しいビジネスを応援し育てる(飲食/商品販売の場の提供)
・市民のニーズを市民がサポートするしくみをつくる(図書館/子育て事業のサポーター育成)
・持続可能な運営体制を構築し、次の世代へとつなぐ(維持管理コスト/環境への配慮)
住民説明会を開催しました
令和5年4月26日、尾上分庁舎においてこれまでの検討経緯や新たに策定した利活用コンセプトについて地域住民の皆様にご理解をいただくため住民説明会を開催し、市民23名に参加いただきました。
これまでの検討経緯や、策定した3つの利活用コンセプトについて説明を行い、参加した市民からは、「支所の窓口は1階に配置してほしい」や「さまざまな人たちが訪れ何かをできるようなエリアがほしい」などの意見が出されました。
当日は 弘前大学 教育学部 北原 啓司 特任教授による講演「だって、ここ私たちの場所だもん!」が行われ、北原特任教授がこれまで携わった他自治体の事例から「まちづくり・まち育て」について理解を深めました。
当日の様子
尾上つぼにわレター第1号を発行しました!(令和4年4月15日発行)
令和3年度までの活動をお知らせするため、この度、広報紙「尾上つぼにわレター」の第1号を発行しました。
「つぼにわ」には尾上地域の庭園文化に見られる「坪庭」という意味に加えて、「新しい尾上庁舎が、季節や時代の変化に合わせて絶えず人の手を加えていくことで、たくさんの人から愛されるような“尾上地域の庭”へと育ってほしい」という想いも込められています。
今後も、皆さまにプロジェクトの様子をお伝えできるよう不定期で発行を予定していますので、ぜひご覧ください。
ワークショップ「尾上図書館の未来をみんなで考えよう」を開催しました
令和4年7月17日に、尾上生涯学習センターにて「尾上図書館の未来のあり方」について考えるワークショップを開催し、16名の市民の方に参加いただきました。
「こうなったらいいな、未来の尾上図書館」というテーマについて話し合い、様々な意見をうかがうことができました。
当日の様子
ワークショップ「子どもや親子が集いたくなる場所をみんなで考えよう」を開催しました
令和5年2月20日に尾上分庁舎にて、リニューアルされる尾上分庁舎が「子どもや親子の集いの場」になるには何が必要か、私たちに何ができるかについて考えるワークショップを開催し、市内外から13名の方に参加いただきました。
「子どもや親子が集いたくなるのって、どんな場所?」をテーマにグループワークを行い、「どんな場所になってほしいか」「自分はその施設にどのように関われるか」という内容について、様々な意見をうかがうことができました。
当日の様子
庁内検討会議の様子
庁内検討会議
岩手県紫波郡紫波町視察
八戸市視察
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